ナンからの手紙
朝ぼくはモカの散歩を兼ねて、ナンを学校の近くまで歩いて送って行きます。
近頃は物騒な世の中なので、親と一緒に通学している小学生は珍しくはありません。
だけどナンは時々「一人で学校に行きたい。」と言います。
女の子だし今もう小学生3年生なので、お父さんと一緒に居るところを友達に見られるのは恥ずかしいのかもしれません。
特に機嫌が悪い時などは「ついてこんといて!」と怒って行ってしまうこともあります。
でも基本的には親孝行な娘なので、ぼくと手をつないで一緒に歩いてくれます。
今朝。
いつものようにモカを連れて歩いていると、ナンが「明日から一人で行く。」と言いました。
ぼくは驚きました。
まず「明日から」と言う計画的な言葉は、今までのように不機嫌な感情から突発的に飛び出た言葉とは明らかに違い、考えた末に出たように聞こえます。
そして「行く。」は、今までなら「行きたい。」と、許可を求める姿勢だったのが、明確な意思表示になっています。
ナンの意識の中で何か変化が起こったように感じました。
これは今までのように聞き流せないと思いました。
そこで、ぼくは歩きながらナンにこんなことを話しました。
小学校に行くのはナン自身の問題です。
確かに近頃の世の中は物騒だけど、世の中の小学生のほとんどは家から一人で通学してます。
だからナンが一人で行くことができて、一人で行くつもりになったなら、本来ぼくが送っていく理由はありません。
ナンが一人で学校に行くぶんには何の問題もなく、逆に一人じゃ行けないようなら、そっちの方が問題です。
ぼくがナンを学校の近くまで送らないといけない理由は何もなくて、実は単にぼくが一緒に歩きたいだけなのです。
では何故ぼくはナンと一緒に歩きたいかというと、それは今しかできないからです。
女の子はいつか必ずお父さんと手をつないで一緒に歩くのを嫌がる日が来ます。
だから今喜んで手をつないで歩いてくれる間は、ぼくは手をつないで歩きたいと思っています。
そして夜。
子どもたちが寝ている寝室のドアノブに、細長く折り畳んだ手紙が結びつけてありました。
なんと。朝の会話の続きというか、ぼくが話したことに対する返事でした。
ナンの手紙にはこんな風に書いてありました。
4年生になったらまた考えるとして、とりあえず3年生の間は一緒に歩いて学校に行く。
だけど一緒に歩くのが嫌な気分の時は、モカの散歩だけして帰って欲しい。
手紙を読んで、ナンは朝ぼくが話した内容を本当によく理解していることが分かりました。
そして基本的にぼくのことを大好きでいてくれて、手をつなぐのも大好きなのですが、時々ぼくのことを嫌いな自分になることに気付いたようです。
そんなぼくのことを嫌いな自分が、ぼくを悲しませているのではないかと心配してくれている気持ちが伝わってきました。
なんて賢い子なんだろうと、そして何て優しい娘なんだろうと感心しました。
そもそも朝ぼくが言ったことを学校から帰って来るまで覚えていたのがすごい。
とさらに感心しましたが、これはマミィが「ちっちがお話したがってたよ。」と言ってくれたそうです。
なんて賢い母なんだろうと感心しました。
ちなみに、今までたくさん一緒に歩いてもらったので、ぼくはいつ「その日」が来ても平気ですよ。
どんとこい。
ナン8歳半
ドッチボール大会
ナンがドッチボールの大会に出場するというので応援に行ってみました。
会場の
なみはやドームは初めて行ったのですが、ドッチボールをするにしては立派でびっくりしました。
試合をするコートがあるアリーナをスタンド席から観戦するので、みんなの動きがとてもよく見えました。
チームごとに全員お揃いのゼッケンをつけて、ピピッと笛を吹く審判が居て、細かいルールも決められているようで、ちゃんとしたスポーツになってました。
試合に出場する人数は14人と決まっていて、5分戦って残った人数の多いほうが勝ちです。
チームに選手は14人より多いので、ボールを投げたり捕ったりするのが上手な子が毎回出場し、そうでない子は交代で出場します。
ナンはドンくさいので、もちろん交代で出場する要員の方でした。
みんなに迷惑を掛けなければいいなあと心配していましたが、予想に反してナンの試合中の動きは良かったです。
自分の仕事はとにかく逃げて人数を減らさないことだということを、よく心得ていました。
敵の動きと味方の動きをよく見てよく考えてナンなりに素早く逃げ回っていました。
これならドンくさいナンでも十分楽しめるぞと納得しました。
ドッチボールって案外いいスポーツだと思いました。
全部の試合が終えて表彰式を待つ間、ナンは観客席の一番前に座って、残りの試合をずーっと観戦していました。
試合で高揚した気持ちの余韻を楽しんでいるように見えました。
またいつか試合があるようなら見に行きたいと思いました。
ナン3年生
マーダーボール
マミィと二人で映画館に映画を見に行きました。
上演する映画館が少なくて期間も短くて上演回数も一日一回なので行くだけで大変でしたが、見に行って本当によかったです。
ものすごいエネルギーを感じました。
大阪の上演は終わりましたが、年内は福岡・愛知・京都、年明け沖縄・愛媛・青森・岐阜・岡山・宮崎で上演する予定があるようなので、そちらにお住まいの方は公式サイトでチェックしてみてください。
金剛山
秋の行楽シーズンなので
金剛山に行ってみました。
大阪府で一番高い山だそうです。
小中学生は必ず遠足で行くようですが、ぼくは何故か登った記憶がありません。
ロープウェイがあるけど今日は歩いて登ってみました。
道はほとんど舗装されていて歩きやすいのですが、けっこう大変な坂道でした。
登り初めて早々ユンが歩きたくないと言い出しました。
でもユンは水筒のお茶を飲んだら気分が変わって張り切って歩き始めました。
歩き始めると景色を眺める余裕も出てきたようで最後まで楽しく歩きました。
ユンが復活したと思ったら、すぐにナンが歩きたくないと言い出しました。
ずっと膝に手を当てていたので、気分の問題ではなく本当に痛いのかと一瞬心配しましたが大丈夫でした。
二人並んで歩ける道幅だったので、手をつないで歩くこともできました。
たくさん話しかけて、ナンの愚痴に相槌を打ったり、からかって怒らせたり、冗談を言って笑わせたりして歩きました。
気付いたら頂上付近のキャンプ場に着きました。
二人ともよく頑張りました。
キャンプ場の炊事エリアには木のテーブルとベンチがあって、人も少なくて静かだったので、そこでお昼ごはんをいただきました。
マミィが作ってくれたおにぎりとおやつを食べたら急に元気になりました。
キャンプ場の少し先には遊具や博物館があって、子どもたちは二人とも駆け回って遊びました。
さっきまでのヘタレ具合はどこに行ったんだろう。
公園から頂上までは未舗装で歩きにくい道でしたが、そこまで歩いてきた道に比べれば傾斜が緩やかだったので、楽に感じました。
遠足の場合はロープウェイで公園まで行って、そこから頂上まで歩いて登るのだろうと思われました。
思い返せば公園までの坂道は小学生にはキツすぎるような気が、しないでもない。
でもまあナンとユンはよくがんばりました、とりあえず金剛山踏破。
楽しかった。
ナン8歳半・ユン6歳
神戸花鳥園
今日は幼稚園の親子遠足でマミィとユンが
神戸花鳥園に行きました。
今年出来た新しい動物園+植物園だそうです。
マミィが写真を送ってくれたのですが、楽しそうなので今度ナンも一緒にみんなで行きたいものです。